
機械加工を依頼するとき、「図面どおりに削れる会社なら、どこに頼んでも同じ」と思われることがあります。
しかし実際には、加工業者によって得意とする材質はかなり違います。
アルミを多く扱う会社、鉄を得意とする会社、ステンレスや難削材に強い会社など、それぞれ設備や加工ノウハウ、工具、経験してきた仕事が異なるからです。
そのため、見積もり先を選ぶときは、価格や納期だけでなく、その材質を普段から扱っているかも重要なポイントになります。
同じ「金属加工」でも、材質によって削り方が違う
金属は、材質によって硬さや粘り、熱の伝わり方などが異なります。
たとえばアルミは比較的加工しやすい材質ですが、柔らかいため仕上げ面に傷が付きやすかったり、切削条件によっては仕上がりに差が出たりします。
一方、鉄はアルミとは工具や加工条件の考え方が変わります。
つまり、単に工作機械を持っているだけではなく、
どの工具を使うか
どの回転数で削るか
どのくらいの送り速度にするか
どのように固定するか
どこで測定するか
といった経験の蓄積が重要になります。
得意な材質は、設備だけで決まるものではありません
加工業者の得意分野は、設備一覧だけを見ても分からないことがあります。
同じマシニングセンタや旋盤を持っていても、長年アルミ部品を加工してきた会社と、鉄系の部品を多く扱ってきた会社では、現場に蓄積されたノウハウが異なります。
加工条件の決め方、工具選定、仕上げ方、変形への対応など、経験から判断している部分が多くあるためです。
城山精機では、アルミ材を主に精密部品加工を行い、アルミ・鉄加工のスペシャリストとして技術を磨いてきました。
アルミ加工では「仕上がり」も重要
アルミ部品では、寸法精度だけでなく、仕上がりの美しさが求められることもあります。
城山精機では、アルミの仕上げ加工に工業用ダイヤモンド工具を使用し、美しい仕上がりと安定した品質を追求しています。
特に、医療機器や光学機器、外観部品などでは、加工痕や表面状態がそのまま製品品質に影響するケースもあります。
そのため、アルミを多く扱っている加工業者かどうかは、仕上がりを考えるうえでも一つの判断材料になります。
材質と形状の組み合わせも重要
加工の難しさは、材質だけで決まるわけではありません。
同じアルミでも、
薄肉
深穴
複雑形状
変形しやすい形状
複数方向から加工する形状
になると、加工難易度は大きく上がります。
城山精機では、丸物・角物だけでなく、複雑形状、薄肉、深穴加工にも対応しています。
つまり、「この材質が加工できるか」だけでなく、この材質で、この形状を加工できるかまで含めて相談することが大切です。
材質選定の段階で相談する方法もあります
設計者側で材質が完全に決まっていない場合は、加工業者に相談するのもひとつの方法です。
「この部品にはアルミを使いたい」
「強度は必要だが、できるだけ軽くしたい」
「表面処理まで含めて考えたい」
といった条件を伝えることで、加工側から提案できる場合があります。
もちろん、材料選定は製品の性能や安全性に関わるため、最終的には設計側で判断する必要があります。
ただし、加工性やコストという視点では、加工業者が持っている情報が役立つことがあります。
城山精機でも、長年の加工実績をもとに、必要に応じて最適な加工提案を行っています。
表面処理まで考えると、相談先はさらに重要になる
部品によっては、加工後にアルマイト、塗装、溶接などの工程が必要です。
この場合、素材そのものの加工だけでなく、後工程との相性も考える必要があります。
城山精機では、アルミ・鉄の精密加工・複合加工に加え、表面処理・溶接・塗装まで一貫対応しています。
さらに、金属加工から塗装、アルマイト処理、印刷までを一元管理することで、コスト削減や納期短縮につなげています。
加工業者選びでは「何をよく削っているか」を見る
加工業者を探すときは、
「どんな設備がありますか」
だけでなく、
「普段、どんな材質をよく加工していますか」
と聞いてみるのがおすすめです。
材質ごとの加工経験が多ければ、加工条件や仕上げ、変形への対応などについても相談しやすくなります。
城山精機では、アルミ材を中心に、アルミ・鉄の精密加工を得意としています。医療機器や光学関連など、高い品質が求められる部品加工にも携わってきました。
材質や形状によって加工方法は変わります。
「この材質で、この形状は加工できるのか」
「別の材質に変えた方が加工しやすいのか」
そんな段階からでも、試しに加工業者へ相談してみるといいかもしれませんね。

